山下循環器科内科ニュースNo.133  2011年5月1日発行 (隔月発行)


 山下循環器科内科ニュースNo.129   201091日発行 (隔月発行)

◎心臓の音・

東日本大震災での地震と津波そして原発事故の大変な被害をうけられた被災地の皆様には心よりお見舞いを申し上げます。

 

◎災害に備える 

災害は突然起こります。そのとき、あなたの備えは万全ですか?

この機会に改めて備えについて考えてみませんか?

まずやるべきことは、普段の備えです。

1 自分や家族の安全

  タンスや本棚などの上に無造作に物を載せていませんか?大地震のときはそれが落ちて体に当たったり、壊れた食器やガラスの破片などで怪我をします。慌てずに、まずはテーブルの下など安全なところに隠れ、揺れが収まってから次の余震が来る前に安全なところを通って避難しましょう。

2  緊急避難袋

  大災害時にはすぐに救援物資が届かないことがあります。3日間は自力で乗り切る用意が必要です。何が必要か考え「非常用キット」として用意しておきましょう。水や食料の賞味期限や乾電池の使用期限が切れていないか、日頃から定期的に点検しておきます。また、高血圧や糖尿病のような慢性疾患で継続して薬を服用している方は、お薬手帳などで処方されている薬の情報を記録しておくと役立ちます。

3  家族との連絡

災害時は携帯電話がつながりにくくなります。そんなときのために災害用伝言板サービスや一般電話で「171」番の災害用伝言ダイアルが用意されています。このようなサービスを使って正しい情報を確認しましょう。

非常用キット

 自分一人でも持ち出せるサイズの袋、バッグ(防水、防炎加工の物がお勧め)にまとめて入れておきましょう。緊急時にすぐに取り出せるような場所に置いておくこともポイントです。

    ・・一般的な持ち出し品の例・・・

    貴重品(現金、公衆電話用の小銭、印鑑、預金通帳、健康保険証)懐中電灯、携帯ラジオ、携帯電話充電器、乾電池、ろうそく、ライター、飲料水、非常用保存食(ビスケット、乾パン、缶詰、インスタント食品など)食品用ラップ(食器に被せたり応急手当にも使える)プラスチック製食器、ナイフ、缶切り、軍手、衣類(靴下、肌着、防寒具)耐熱シート、タオル、ウエットテイッシュ、ポケットテイッシュ、生理用品、救急医薬品(常備薬、各種絆創膏、消毒液、包帯、はさみ、マスク)ビニール袋、ホイッスル、予備の眼鏡など

災害はいつどこにやってくるか誰にも予測できません。普段からの備えを考えておくための参考にしていただければ幸いです。  (看護師 橋本美鈴)

 

    全身用CTを更新しました

 今年3月にCTを今までの2列のものから、新しく16列の東芝製CTに更新しました。16列になったことにより、今までよりも、早く、また精密に撮影ができるようになりました。また、放射線被爆量も今までのものより、最大75%減らせることができました。検査を受ける患者さんにとって、より体の負担が少なくてすみ、一方で診断精度が上がった利点があります。検査費用も今までとあまり変わりません。最終的な診断は今まで通り、大分大学医学部の放射線科の医師が行いますので安心です。1枚のCT写真でメタボ健診ができるソフトもついています。ご希望の方は院長にお声をかけてください。

 

    睡眠時無呼吸症候群の検査ができます

 睡眠時無呼吸症候群は、高血圧や不整脈など循環器疾患とも大きな関連があることがわかってきました。また、昼間突然眠くなることで、交通事故などの原因にもなることが知られています。当院では簡易型の無呼吸測定器をこのたび導入しました。比較的簡単に検査できますので、いびきのひどい方や、肥満タイプの方は一度検査を受けることをお勧めします。(院長)

 

    新入職員自己紹介

皆様はじめまして、この度、3月21日からデイケアやましたに入職いたしました秦 紘平です。入職してから1カ月が経ちましたが、スタッフの方々や利用者の方にいろいろと助けていただくことがあります。まだまだ勉強不足なため、早く仕事を覚え、利用者の方々により良いサービスを提供していけるよう、これから頑張っていきますので、よろしくお願いします。


 

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