山下循環器科内科ニュースNo.145  2013年5月1日発行 (隔月発行)

◎心臓の

 

◎オレンジドクターに認定されました

 オレンジドクターとは、物忘れ・認知症の相談が可能な医師のことで、今年1月に3回の研修を経て、大分県から認定されました。認知症は、いまやありふれた病気になり、認知症の早期発見・早期診断が急務となってきました。高齢者の方が日頃受診するかかりつけ医が、その役割を果たさなければならないという趣旨で、全国的に置かれるようになりました。認知症に関する診断・治療・ケア・連携に関する基本的な知識と認知症の方とその家族を支える方法などを学んでいます。認知症などでご心配なことがあれば、いつでもご相談ください。(院長)

    大分市慢性腎臓病病診連携システムがスタートしました

慢性腎臓病(CKD)とは、いろいろな病気が原因となって、腎臓の機能が落ちている状態で、ひどくなると人工透析が必要になります。特に最近では、糖尿病によるCKDが増えています。大分市は全国の政令市や中核市の中で、もっとも人工透析になる人の割合が多く、CKDにならないようにする、なってもなるべく透析に至らないようにするのが急務となっています。市報や報道などで、すでにご存じの方も多いと思いますが、4月から大分市慢性腎臓病病診連携システムが始まりました。これは、CKDの方に最初に接することの多いかかりつけ医と腎臓専門医が連携して、CKDになった方を悪化しないように治療していこうというものです。当院も病診連携医となりましたので、今後、腎機能の悪い方を専門医と協力して治療して行きたいと思います。(院長)

◎骨折で寝たきりにならないために 〜はじめましょう 骨ケア〜

骨粗鬆症とは、骨強度が低下し、骨折しやすくなる骨の病気です。がんや脳卒中、心筋梗塞のように、それ自体が生命をおびやかす病気ではありませんが、骨粗鬆症による骨折から、要介護状態になる人は少なくありません。生涯を健康で充実した状態で過ごすためには、血圧やコレステロール値を気にするように骨強度にも気をかけ、定期的に検診を受けたいものです。

女性ホルモンと骨からのカルシウム吸収

 女性ホルモンの一種であるエストロゲンは、骨の新陳代謝に際して骨吸収をゆるやかにして骨からカルシウムが溶けだすのを抑制する働きがあります。閉経後エストロゲンが減ってしまいますと、骨吸収のスピードが速まるため骨形成が追いつけずに骨がもろくなってしまいます。

続発性骨粗鬆症

 特定の疾患や服用している薬が原因となって骨強度が低下する骨粗鬆症です。関節リウマチ、動脈硬化、慢性腎臓病、糖尿病などの生活習慣病で頻度が高いとされています。薬の副作用によるものとして代表的なものは、ステロイド剤の長期服用があります。

骨粗鬆症は自覚症状に乏しく、背中が丸くなる、身長が縮むといった症状は徐々におこるためになかなか病気であると気がつきません。したがって、気づいた時には病状がかなり進行していたということも少なくありません。骨粗鬆症は早期発見、早期治療が重要です。

日ごろからの自己チェックや自治体などが実施する骨密度測定を定期的に利用するのもいいでしょう。(あくまでチェック項目であり、骨粗鬆症の診断ではありません)

@  背が縮んだように感じる(実際に身長が縮んだ)

A  背中や腰が曲がったように感じる

B  体をねじって起き上がるなど、ちょっとしたことで腰(背中)が痛む

C  (女性)閉経を迎えた (男性)70歳以上である・・・などです。

骨粗鬆症と診断された場合には薬が治療の中心となります。大きな骨折をする前に見つかって良かったと考えて治療を継続してください。食事や運動など、骨にとって良い生活習慣を取り入れれば、他の生活習慣病も予防でき元気に生活していくことができます。(看護師 柴田直子)

    新入職員自己紹介

    4月より、ケアマネージャーとしてケアサポートやましたに入職しました

仲野若菜です。前職は看護師です。皆様のお役に立てるよう笑顔でがんばりますので、よろしくお願いいたします。

    デイケアやましたに介護福祉士として入職しました阿部由貴恵です。初心者なので、先輩方から学んでいきたいと思います。厳しい指導をお願いします。笑顔を忘れず、早く慣れるように頑張りたいとおもいます。

    4月末より勤務させていただいています医事の首藤孝子と申します。循環器内科は初めてなのでご迷惑をおかけすることもあると思いますが、一日でも早く業務を覚えて、毎日笑顔で頑張りたいと思います。よろしくお願い致します。

 

 

 

 

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