◎心臓の

◎診療報酬改定による一般名処方のご説明

今年の４月に診療報酬が改定されました。皆様に影響が大きいと思われる一般名処方について説明します。

前号でも少し紹介しましたが、ジェネリック医薬品(特許切れになったお薬と同じ成分で安い価格のもの)の使用促進のため、処方せんに表示される薬剤名を商品名ではなく、一般名で記載するようになりました。

すでにお気づきの方もいらっしゃると思いますが、処方せんに【般】と記されているものがそれにあたります。一般名とはお薬の主成分の名前です。

例えば、バイエル薬品が創った『アダラートCR錠』という商品名の高血圧などの治療に使う内服薬があります。主成分はニフェジピンでこれが一般名です。『アダラートCR錠』の特許が切れたため、他の製薬会社が同一主成分の薬を販売しました。『ニフェラートL錠』『ニフェジピンCR錠』などがそうです。後発品とかジェネリック医薬品と呼ばれています。『アダラートCR錠』は先発品と呼びます。処方せんに【般】ニフェジピン徐放錠と記載されている場合、主成分名が同じである『アダラートCR錠』『ニフェラートL錠』『ニフェジピンCR錠』などが処方可能になります。つまり、処方せんに一般名で記載することにより、同一の成分であれば先発品はもちろん、後発品も選択できる仕組みです。

《処方せん記載例》            　（実際に処方されるお薬）

【般】ニフェジピン徐放錠20mg　⇒　アダラートCR錠20mg

　　　　　　 　　　　　　　　　　  ニフェラートL錠20

ニフェジピンCR錠20mg  等

一般名処方をすると、処方せん料は若干高くなります。負担金額にすると

１０円以下です。しかし、薬価が安い後発品を選択することにより、皆様の窓口負担も軽くなり、全体の医療費も減らすことができます。ただし、すべてのお薬に先発品・後発品があるわけではないので、今まで通りの商品名で記載するものもあります。先発品でないと合わないという場合は商品名で指定する事もできます。処方せんに見慣れないお薬の名前で記載される事がありますが、今までのお薬と変わりはないのでご安心下さい。

皆様にご迷惑がかからないよう配慮しながら業務を勧めておりますが、ご不明な点等ありましたらお気軽に声をおかけ下さい。（医療事務　足立裕美）

 

 

◎膵臓がんの早期発見のために

　膵臓は胃の後ろにあって、食べ物の消化酵素を分泌したり、血糖をコントロールするインスリンやグルカゴンなどのホルモンを分泌する重要な臓器です。しかし、膵臓がんは以前から発見されにくく、発見された時には進行していて手遅れになることが多いがんです。何とか早期発見できないかというのが、膵臓の専門医の願いです。

　膵臓がんの初期の症状は特にありませんが、一過性の上腹部痛と糖尿病の急な悪化が早期発見の鍵といえます。上腹部が痛むときに、胃カメラ（ファイバースコープ）をして胃に病変が無かったら、超音波検査で膵臓を診てもらうことが大切です。糖尿病が急に悪化してきたときも同様です。体重が急に減ってきた時も疑った方がよいでしょう。まず超音波検査をして、血液中の膵酵素の上昇や腫瘍マーカーをチェックしてもらい、疑わしかったらＣＴやＭＲＩの検査を受けます。

　糖尿病の人以外にも、慢性膵炎や喫煙する人、膵管内乳頭腫瘍（ＩＰＭＮといって袋状の良性腫瘍です）を有する人などは、そうでない人に比べて膵臓がんができやすいので、定期的な超音波検査が勧められます。当院でも、放射線科の専門医が超音波検査やＣＴの読影をやっておりますので、ご心配なときは検査をお受けください。（院長）

 

◎新入職員自己紹介

理学療法士　井上　英実（いのうえ　ひでみ）

趣味：ドライブ

4月より「デイケアやました」でリハビリを担当しています。

利用者の方の日常生活活動が、維持向上でき、安全に行えるように、また、デイケアやましたをご利用されて楽しかったな、もう少しまた体を動かすのを頑張ってみようかなと思っていただけるように、そんなリハビリを提供できたらなと思います。

これから、どうぞよろしくお願いします。

 

看護師　掛谷　夕紀（かけや　ゆき）

年齢：３？歳（２児の母です）

3月下旬に入社致しました掛谷と申します。

まだまだ慣れないことばかりで、皆様にはたいへんご迷惑をおかけしておりますが、皆様の心身の回復、健康へのお手伝いをさせていただくとともに、元気を差し上げられるようなナースを目指して頑張りたいと思っています。どうぞよろしくお願いいたします。

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